
みーなさんこんにちはー!
まえだです。
寒いですね。
そんなときは…!漫画でしょう。こたつで漫画。最高。
最近気になったニュースを見たので調べてみました。
「MANGA plus by SHUEISHA」
公式で無料漫画配信?!
って皆さん思いましたよね。
最近は、LINE漫画などからも公式に漫画が無料で読めるサービスが広がっています。
「MANGA plus by SHUEISHA」とは、2019年1月28日、つい先月!あの集英社がリリースした海外向けの無料マンガ配信サービスです。
週刊少年ジャンプ、週刊ヤングジャンプなどの漫画作品を無料で読めるオンラインサービスなんだとか。
このサービスは、集英社の週刊少年ジャンプで連載されているタイトルの最新話などを、日本での発売と同時に無料で読める仕組みを実現。
対応言語は英語とスペイン語。
世界の母国語人口は、1位:中国語(さすが)、2位:英語、3位:スペイン語、となるので、これにより、全世界の多くの読者が無料でマンガを読めるようになるということになります。
じゃあ、中国は…?って思いますよね!
実は中国、韓国は現地企業との協業が既に進んでいるため、今回のサービスは対象外の国と位置づけられているそうです。
提供されるタイトルには、全世界的な人気を誇る「ONE PIECE」や「NARUTO」、「ドラゴンゴール超(スーパー)」などが並び、「僕のヒーローアカデミア」や「BLEACH」などの人気作も勢ぞろい。
今回はかなり大規模な無料のマンガ配信サービスを開始したため、「MANGA plus by SHUEISHA」は世界中の注目を浴びたというわけです。
リリースの背景
MANGA plus by SHUEISHAがリリースされた訳には、ポジティブな背景とネガティブな背景が見えてきます。
ポジティブな背景としては、全世界で人気の日本のマンガをさらに普及させる仕組みを提供することです。
これにより、潜在的なユーザーを掘り起こしたいというのが集英社の狙いといわれます。
2016年時点における日本のマンガ市場規模は、紙と電子書籍を合わせると約4500億円といわれていました。
この時点で世界のマンガ市場のポテンシャルは約7兆5000億円以上と試算されていたため、ビジネスとしては大いに魅力的といえますねー。
一方、ネガティブな背景は海賊版の氾濫です。
公式にマンガを配信することで海賊版を排除したいというのが、MANGA plus by SHUEISHAをリリースした大きな理由といわれます。
一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構による2014年の調査では、海賊版によるマンガやアニメの被害額は約2900億円であり、他の出版社とともに集英社も海賊版撲滅に取り組んできました。MANGA plus by SHUEISHAもこうした運動のひとつという側面があるんですね。
日本漫画家協会は2018年に声明を発表し、創作の努力に加わっていない海賊版サイトが不当に利益を得ていることを非難しています。
このとき述べられた、このままでは日本のいろいろな文化が滅びてしまいかねないという危惧は、いまだ改善されていないといえます。。
これからどうなっていく…!!?
MANGA plus by SHUEISHAにおいては、連載中のマンガは基本的に1~3話と最新話だけの配信であり、作品全体を読むことはできません。
しかし、今後MANGA plus by SHUEISHAが軌道に乗って配信が続けられれば、新しいファンを全世界で獲得していくことは間違いないでしょうねー。
それにより、単行本を購入してくれたりアニメ版のDVDを購入してくれたりするファンが増えれば、集英社としても利益を上げる展望が期待できるといえます。
また、MANGA plus by SHUEISHAでは、利益を作者に還元する仕組みも取り入れられています。
これは素晴らしい!
マンガ自体は無料で読めますが、マンガ配信アプリやWEBサービスには広告も配信されています。
こうして得た広告収入の一部を作者に還元する仕組みとなっているのです!
集英社によれば、海賊版によって失った収入の一部を広告収入で返すことで、今後の作家活動を支援したいという考えもあるようです。
利益還元の影響はおそらく数値で測れないものの、将来、人気作が生まれるなどで、集英社のみならず全世界のマンガファンも恩恵を受けられるのではないでしょうか。
また、MANGA plus by SHUEISHAによって海賊版をどれくらい防げるのかについては未知数ですが、今後の動向に注目していきたいと思います。
IT×漫画によって、日本の文化の衰退を止め、海外に向けての新しい発信の場になる。
さらに新しい価値を付随させていくことが出来るかも…ワクワクするにおいがプンプンの話題ですねーー!
(さ、漫画読も。)